朝霧霧散

#書く予定のない小説の一部をでっちあげる

「もちろんあるよ。ひんやりした肌をしてた」御衣黄は気持ちよさそうに煙管を吸い煙を吐き出した。「どうやってあの朝霧をつかまえたんです?」若い衆が身を乗り出して尋ねるも隠居はぷかりぷかりと煙を吐く。「そんなつかまえるだなんて人聞きの悪いこと」


***

「手荒なことをしてしまえば消えてしまってもいけないからね。真綿で触れるようにそっとそっとふれてやるんだよ。しっとりしてひんやりして静かなようで、いい匂いがして、そして可愛らしい声を出すんだ」「声を出すんですか⁈」「ああ、そうだよ。啼かせるとね、一層艶めいてきてまことに可愛らしい」

ETOCORIA

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