旅立ち

管狐として主人の煙管を住処にしていたが、どうしても自分が行かなくてはならぬ、と強く思った。

相手が本当に自分を求めているのかわからなかったが、何百年も生きていてこれほど強い衝動に駆られたことはなかった。

主人は何度か確認をしたが、自分の意志が固いことを知ると無言で送り出してくれた。



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かじったっけさんの作品からインスパイアされて。


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